探偵初級講座

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逃亡者探し

 借金を踏み倒して行方が判らなくなってしまったので探して欲しい。
というような依頼があります。
 この場合は、相手が計画的に借金をして踏み倒す手筈であったのか、又は、借金を返したくても返せない理由があって、妻と子供を連れて過酷な逃亡生活をしているのかという事を考えて下さい。
 刑事事件や民事事件には、時効という物があります。
この時効とは、犯罪を犯した者が一定期間逃げ通せば刑罪を受けなくても良いという事ですが、逃亡生活をしている間は、毎日がびくびくとした生活となり、子供の教育もままならないような切羽詰まった生活をしているかもしれません。
 この、逃亡生活の間は、獄中で罪を償う事より時効までの間、肉体的、精神的に辛い思いをし、既に罪を償うだけの辛さを経験したであろうという解釈をされる事もあります。
 貴方は、このような生活をしているかもしれない家族を探し出して、依頼者を借金の取立てに行かせる事が出来ますか。
 その結果、一家心中などと言う事態になった時、貴方は知らん顔を出来ますか。
それに比べ、依頼者は、私共探偵に依頼を掛けるだけの金銭的余裕を持っているのですよ。
 金儲け主義で、「どんな依頼でも受ければ良い」とか、「金を借りて返さない方が絶対に悪い」などと思われる方が居ましたら、もう一度考え直して下さい。
 但し、依頼者が、相手の居所を調べても場所は報告していらない、ただ、少しでも返済出来る余裕があるか調べて欲しい、と言った事であれば受けても良いでしょう。
 しかし、相手が計画的に借金を踏み倒す算段であったり、家族を置いて一人だけ逃げている場合は別です。

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