探偵初級講座

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家出人調査

 深夜、家族が寝静まった後、自分の服や気に入っていた品物を総て持出した、となると、電車の最終が出た後で、荷物も多く、誰かが車を運転して協力した事が考えられますので、付近で当日の深夜、不審な車輌が無かったか聞込みを掛ける事です。
 それに、品物まで持出しているという事は、現に次の住所地が決まっている可能性が大きいという事です。
前以って、手筈を整えて、計画的に出て行ったのでしょうから、マル被は帰るつもりはまったくありません。
 マル被と依頼者が、当日喧嘩をして、発作的に家出をしたのであれば、所持している現金だけを持って飛び出すでしょうから、その現金が無くなれば帰って来る事も考えられます。
 しかし、マル被はやけを起して風俗関係や、犯罪に関る事に身を投じている事もありますので、必ず警察に行って保護願いを出しておく必要があります。
依頼者に保護願いは出したのかと聞いてまだであれば、管轄の警察署へ行くようにします。
 なかには、「近所の手前、みっともないので大袈裟にはしたくない」と言って、保護願いを出さない人もいますが、警察に保護願いを出しても近所に警察が聞込みに来るというようなことは有りません。
 マル被が少ない現金しか持出さず、計画的ではないと判断した時には、マル被の実家や親友の所に身を隠している可能性が大きいです。
しかし、風俗店では、マンションの一室を寮として住まわせ、入社して直に仕度金として数万円を支給する所もあります。
 マル被が、家出した後、出来ればそのマル被の部屋に入れてもらい、室内を調べれば一番良いと思います。
部屋の隅々まで細かく調べ、特に紙の切れ端に記載されている事や良く読んでいた雑誌の求人広告欄にしるしをしていたりする事があります。
 また、本人専用の電話機があれば、誰もその電話機を触っていなければ、リダイヤル機能を押して見ましょう。
マル被が最後に掛けた相手ですので、手掛りとなる事が大きい物です。
 先ず、リダイヤルボタンを押して、ダイヤル音をテープレコーダーに録音します。
相手が出たら、名前を言うように巧く聞き出し、家族がその名前に心当たりが無ければ、電話番号解読機で番号を割出します。(電話番号解読機に関しては、後の課程で説明します)そして、相手の所在地を調べ、そこに張込めばマル被が出入しているかもしれません。

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