珍事件手記
3話 変 態

私は新米の探偵である、しかし、事件解決の意欲は誰にも負けない。
 電話の依頼内容は、ストーカーに追われているので、捕まえて欲しい。
との依頼である。
 私は、早々、依頼者の近辺調査にあたった。
依頼者は、デパートに買物に行くと言うので、やや離れた位置からストーカーが着いていないか確認するために依頼者を尾行した。
 依頼者は、あるデパートに入り、買物をしているが、私は目を離さずに監視していた。
すると、私のすぐ傍で、ガードマン二人がこう言った。
「ここで何をしているのですか?」
 私は、ふと付近を見渡すと、そこは女性用下着売場のコーナーであった。
しかも、私は依頼者に気を取られ、無意識の内に商品の下着をしっかりと握り締めていたではないか。
あわてて捨てたが、その行動が不自然であったのか、私は警備員室に連れて行かれた。
「防犯カメラを見ていたら、女性用の下着を握り締め、一人の女性をじっと見ている男が居たので、てっきり異常者かストーカーだと思いまして、申し訳ありません。」
・・・ストーカーを捕まえに行ってストーカーになるとは・・・

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